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| 《透視図》2004年3月30日 北海道建設新聞よりの抜粋。 |
2004年10月05日 |
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▼初日の二十七日、「札幌アーティスト・イン・レジデンス展」(道立近代美術館、四日まで)に足を運んだ。会場の前に同展を見守るような、作家が自作品の出来を気にかけるような感じで男性が立っていた。札幌アーティスト・イン・レジデンス(S―AIR)の山本謙一代表だった。自らの手で北海道初のAIR事業を実現させ、奮闘してきた。同展は五年の活動成果の披露であるから、そうであるとしても無理もない。
▼山本さんは建築家である。アウラアソシエーツ都市建築設計(札幌)の代表である。本業だけで大変なはずだが、なぜS―AIRか。札幌の国際都市としての将来やまちづくりを考えるとき、「内外に発信できる、通用する価値を持つ必要がある。それは言葉なしで伝わるアートだ、と。市民も参加し、つながりあえる」。ドイツのレジデンス村ヴォルブスヴェーデでこれだと実感し、すぐに札幌でもと動いた。本業だけ大事、とは思わないらしい。
▼「建設業はまちづくりに大きな役割を担うが、まちづくりの根幹は人、ソフト。初めは私もハード主導の人間だった」。そう転換してからは本業外も大事ととらえ、S―AIRに取り組んでからそのことは確信となったようだ。S―AIRの展開は新たな人の輪をつくり、札幌インタークロスクリエイティブセンター誕生にもつながった。アートNPO全国大会の札幌開催(今秋)も生んだ。建設業の地域参加や他分野へのかかわりが重視される今だが、その参考となる一例だ。
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