大手のエッセンスのような企業
歴史は大手並み、しかし人数規模は中小企業。やっていることは全国大手が頻繁に手がける施工作品と同様、かつ当社には超高層経験者もおります。国際品質保証規格も大手並みにISO9001建築・土木の両方の認証を取得しており、まさに大手のエッセンスのような企業です。道内の交通の要所、札幌南東地域の副都心である新札幌エリアにおいてはNO.1のゼネコンであり、同時にまだ発展の余地が大いにあるゼネコンともいえます。
 
日本の伝統的建築家である棟梁が創業者

当社のルーツは石川県能登半島にあり、山本仁四右エ門がこの札幌厚別の地で開業したのがはじまりです。墨で設計し、理解のある施主とのみ仕事をし、その意匠造形の思いを施工に直結させるという伝統を、経営者が途切れなく受け継いできたゼネコンです。従って美術に対しての作家的な絵心に関しては血統書付のような企業でもあります。設計を建築学会の作品発表に掲載したり、世界の著名なアーティストと市民との国際芸術交流を企業市民としてボランティア協賛も行うなど、ある意味で建築文化に関しての深い造詣度は道内ゼネコンとしても唯一、日本の設計施工の建築家(=棟梁)の遺伝子をかなり濃く受け継いだ一面を持ち合わせいます。現在の社長に関しても自社施工以外でも設計も行い、施工全般に精通した建築家でもあり、美術表現活動、発表、評論エッセイも公に発表しています。

商号 山謙建設株式会社
本社 北海道札幌市厚別区厚別中央2条2丁目3番6号(札幌副都心国道12号線)
機材センター 北海道江別市大麻1183番地32(江別西インター入口付近)
創業 大正7年2月
設立 昭和35年4月
資本金 1億2,500万円
代表者 代表取締役 山本謙一
採用者出身校

北海道大学、北海道大学(院)、広島大学、小樽商科大学,室蘭工業大学(院),北見工業大学(院),秋田大学,中央大学、工学院大学、日本大学,北海学園大学、北海道工業大学,北海道工業大学(院)、北海道東海大学,神奈川大学、玉川大学,国立釧路高専,北海道職業能力開発短期大学、北海道短期大学など

有資格者数 一級建築士/10名、二級建築士/1名、一級建築施工管理技士/12名、二級建築施工管理技士/1名、一級土木施工管理技士/6名、二級土木施工管理技士/5名、一級造園施工管理技士/3名
許認可 特定建設業(建築工事業・土木工事業)北海道知事許可(特-9)石 第970号、一般工事業(水道施設工事業)、北海道知事許可(般-9)石 第970号、一級建築士事務所 北海道知事登録(石)第3398号
所属加盟団体 (社)北海道建設業協会、(社)札幌商工会議所、北海道中小企業家同友会、(社)北海道建築士事務所協会、(社)北海道都市再開発促進協会など
役員

・取締役会長:山本謙治〈1933年生まれ〉 元大通りライオンズクラブ会長
・代表取締役:山本謙一〈1961年生まれ〉 北海道大学大学院卒、建築工学修士、一級建築士、(社)日本建築士会所属、(社)日本建築学会所属,札幌商工会議所総合建設部会役員
・取締役:山本弘恵〈1965年生まれ〉 中央大学卒、商学部経営学専攻
・執行役員取締役:赤坂秀夫  
・執行役員取締役:佐々木雅行

主要取引銀行 北洋銀行 新さっぽろ支店、北海道銀行 新さっぽろ支店など
褒賞歴 ・札幌市建築優秀工事表彰8回(学校建築・体育館・公営大規模高層共同住宅・幼稚園)
・札幌市土木優秀工事表彰2回(景観土木舗装等)
建築作品掲載 ・月刊 太陽(総合文化美術誌 平凡社)現代美術画廊設計施工にて
・住宅情報(リクルート)外断熱蓄熱住宅設計施工にて
・北海道建築士事務所協会作品集・地域景観重視型高層共同住宅設計施工にて複数掲載
・月刊 新建築住宅特集(新建築社)三棟一括コーポラティブ北方型住宅群施工にて
記念文化事業歴 [ 企業 ]
90年代現代建築芸術のまなざし〈若手気鋭建築家に見る新たなフェーズ〉
日本の代表的各建築家の個展・講演・プロデュース
[ 個人 ]
・高橋 昌子・寛
高知都市デザイン賞特別賞、横浜まちなみ景観賞、
93年丹下健三委員長によるアーキテクチャ・オブ・ザ・イヤー受賞
・内藤 廣
上記同受賞、日本建築学会作品賞、吉田五十八賞、芸術選奨文部省大臣新人賞
・石田 敏明
日本建築学会賞受賞


 
沿革

大正7年2月、創業者、山本仁四右ェ門が棟梁として建築設計施工一式の専門請負を創業開始する。札幌圏を中心に農場邸宅、生産施設、旅館等の設計施工を請負う。また各諸官庁の建築工事一式を施工する。創業者の建築の特徴として
・一階に地元野幌煉瓦壁積、木骨軸組工法と伝統和風の屋根廻りの外観。
・南入りテラゾー蓄熱土間床玄関、鉋等のおが屑又は羊毛による建築断熱化。
・居間、食堂間の界壁、煉瓦ペチカ壁による廃材落木利用蓄熱暖房、余熱利用温水給湯。
・居間外部壁の温室蓄熱土間付きサンルーム等。

明治以降日本で主流になった近代擬洋風様式の中にあって、これからの環境時代の建築のあり方さえも示唆する、その当時の北海道としては先進的な取組みに特徴がある設計施工であった。

(研究調査で取り上げられることもあるなど、今でも数十年の時を越えて遺構が少なく残っている。)

yamaken_history

昭和35年04月 創業者山本仁四右ェ門により、山本謙治が山本建業として法人設立。
昭和38年02月 地元、札幌厚別町旭町432番地(旧住所)の現在地に社屋を新築。丸謙山本建業株式会社とし、資本金100万円とする。
昭和39年04月 札幌市厚別町東町3区1,818平方メートルの土地に資材庫を設置する。
昭和40年01月 資本金150万円に増資。
昭和42年01月 資本金250万円に増資。
昭和43年01月 資本金400万円に増資。
昭和46年01月 資本金800万円に増資。
昭和46年04月 土木部門、一級建築士設計事務所開設。
昭和46年12月 資本金1,200万円に増資。
昭和47年11月 札幌市厚別町下野幌に社有地7,410.9平方メートルを確保。
昭和51年05月 札幌市厚別町上野幌に上野幌工作センター設置。3,432.0平方メートルを確保。
昭和51年11月 資本金3,050万円に増資。
昭和57年04月 本社新社屋完成。重量鉄骨造3階建て、90年代のネオモダンを先取りしたスレンダーなコルテン綱サッシュのガラスカーテンウォール外観は、20年経た今もモダンな様式美として健在。
昭和62年01月 山謙工業株式会社と社名変更。
平成07年04月 資本金5,000万円に増資。
平成10年02月 創業80周年。ISO9000シリーズ推進開始。
平成11年03月 資本金8,000万円に増資。
平成13年03月 国際品質保証規格ISO9001建築土木取得。
平成13年04月 代表取締役に山本 謙一が就任。
平成24年07月 山謙建設株式会社と社名変更。資本金1億2,500万円に増資。
  現在に至る。


 
ロゴマーク:自社オリジナルデザイン

当社の頭文字イニシャル「Y」を表象し、浮かび上がらせる、
3つの背景となるカタチ。
山謙工業 ロゴ・マーク Visual Identity
当社/協力業者/クライアントのあるべき関係性のなかで浮上する当社のイニシャル「Y」(フランス語のイグレック)。それはあたかも当社の特質を形成し、21世紀の環境時代の最中にあって植物が生成し成長するかのようなフォルムでもあります。そのような三者の関係性を未来へ方向性を大きく滑らかな楕円に包含・統合し、象徴させています。因みに、当社タイポグラフィーも自社オリジナルデザインです。

 
組織図
山謙工業組織図